京大卒数学ママのギフテッド日記

中学受験とベビーの10歳差教育

ギフテッドの小学校受験ー夫・海外赴任中からの挑戦ー

小学校受験をした我が家ですが、当時、息子が3歳から、夫がアメリカに海外赴任をしていました。

私も仕事をしていて日本を離れられなかったので、息子と2人、日本に残ることに。

 

海外赴任中の小学校受験

お受験界隈でのウワサ

お受験にチャレンジをしていると、嘘か本当かよく分からないウワサも耳にすることがよくあると思います。その一つが、「どんなに忙しくても両親揃って、面接に参加しなくてはならない」ということ。

 

実際に、海外赴任をしている中で小学校受験をしてみて、実際に私立小、国立小ともに合格することができ、息子が受験した学校においてはウソだったなと思っています。

もし他にも海外赴任や単身赴任をしているから、受験はあきらめよう...と思っていらっしゃる方がいれば、参考にしていただけると幸いです。

 

maru-mathematical-parenting.hatenablog.com

 

夫・アメリカ、妻・日本でのお受験準備

小学校受験の準備として、勉強を見たり、幼児教室に連れて行ったりは、日本にいる母親である私しか出来ませんでしたが、提出書類に記載する志望動機等の内容や面接対策として想定問答集の作成、推敲は夫婦で行いました。

 

ちょうど時差が約半日なので、アメリカ→日本→アメリカといったように時間の流れに沿ってファイルだけがどんどん更新され、さながら拠点差を生かして24時間稼働する会社のようなやり方に。

 

母親だけの面接 メリット、デメリット

そして面接ですが、これは母親だけで参加しようと決めていました。

理由は、大きく2つ
  • 私立、国立と受けるので試験期間が長くなってしまうこと
  • 面接で、夫と妻の受験に対する方向性のズレがないように見せるため

 

赴任先はアメリカのため、帰国するのに飛行機で14時間、金額もバカになりません。

土日の休日だけで行き来するのは不可能ですし、面接があるたびに会社を数日間休んで帰国することも、受験期間をすべて日本で過ごすことも難しかったのです。

 

夫は、小学校受験には賛成でしたが、毎日の成長を傍で見ているわけではなく、面接で突っ込まれた質問をした際に、回答におかしな点が出てきてしまうのではないか、ということも心配でした。

 

ただ、母親一人で面接に出ていくことはデメリットがあり、それは「お受験本書いてある一般的な入室方法や座り順の作法があてはまらない。」、「父親がよく聞かれる設問もすべて母親に聞かれ、それを答えなくてはならない」ことでした。

 

前者はどうしようもないので父親を抜かして親と子という感じで対応しましたが、後者は夫婦で想定問答集を作成していたのが役に立ったと思っています。

 

デメリットをくつがえすキラーアイテム「お手紙」

しかし、このデメリットを払しょくするキラーアイテムが、「お手紙」です。

 

このご時世にわざとアナログな方法。

 

書いた内容

夫は手書きで、大きく以下の4点を記載

  • この学校に入学したいこと
  • 海外にいるため、面接の場に同席できない旨の謝罪
  • 夫と妻の教育に関する方向性が一致していること
  • 自身が帰国後には、学校の方針に沿ってサポートすること

 

それを、アメリカからわざわざ郵送し、日本に届けました。

(日本の郵便のように2日とかで届かず、紛失リスクもありつつ、とっても時間がかかるので、面接日をみてかなり余裕をもって発送)

 

手渡した際の学校の反応

そして面接当日、私が夫が海外赴任のために同席できない旨を謝罪し、封を切っていないアメリカからの消印付きのお手紙を面接されている先生に手渡しました。

 

それを受け取った先生方の反応は、どの学校も非常に良く、とても喜ばれていました。

アメリカから手書きのお手紙を送ってくるということは、それだけ本気、第一希望である、と受け取ってもらうことができ、海外赴任中のデメリットを一気にくつがえすだけの力があったと思います。

 

まとめ

息子の実力はもちろん、その他の要因もあるかと思いますが、面接で両親が揃っていないから不合格という結果を、子どもに突きつけることなく、希望する結果へたどり着くための強力なキラーアイテムであったのは間違いがないです。

 

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