ギフテッドの小学校受験ー受験校の選択ー
ギフテッドの息子を小学校受験することに決め、幼児教室と体操教室に通い始めましたが、受験校選びはお受験の本格的準備の前、年中から開始しました。
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ギフテッドの受験校選択
お受験の準備開始時期
年中から始めたのは理由があり、私立小学校、国立小学校含め、それぞれの特色を全く知らなかったため、「どんな学校があるかをまずは網羅的に知りたかった」こと、「実際の学校を見た上で、本当に小学校受験をさせたい」かを確認するためです。
そのため、年中の際は、とにかく少しでも興味がある学校、受ける可能性のある学校は全てとにかく一度、学校説明会に足を運びました。
親として望むこと
そうして見えてきたのは、親の希望は、
- 「中学校/高校、特に大学は受験をして自分の実力を把握しつつ切磋琢磨して、上がっていってほしい」
- 「出来れば、小学校も自分の実力での影響が大きいところ」
- 「私立、国立にせっかく通わせるなら、先生たちが小学校教師としての意識が高い学校」
ということでした。
そして、保育園の中においては、早熟すぎる部分がある故にトラブルが多く出てきていたため、息子と話が合いそうな友達がいそうか、学校に通うことが楽しめそうか、を重視しました。
親の希望から考えると、慶應義塾幼稚舎、早稲田実業学校初等部、青山学院初等部、立教小学校、学習院初等科など、大学までエスカレーターで上がることにメリットがある学校は対象外。試験も、絵を描くといった合格基準が曖昧な不明慮な内容を含むところは対象外としました。
将来的に、それらの大学に行くことがあるかもしれませんが、その場合は自分で大学受験をして入ることになります。
小学校受験で男子の中において、ペーパー最難関と言われている暁星小学校。
医学部への進学実績に強みを持ち、当時、家の近くにあったものの、進学実績の内容も踏まえた上で、親の希望には合わず受験はしませんでした。
受験校の決定
様々な学校を網羅的に見ていった中で、最終的に受験を決めた学校は、以下の計7校。
年長は、これら希望校の学校説明会、体験会に注力することが出来ました。
- 洗足学園小学校
- 宝仙学園小学校
- 淑徳小学校
- 筑波大学付属小学校
- 東京学芸大学附属竹早小学校
- 東京学芸大学附属大泉小学校
- お茶の水女子大学附属小学校
選んだ理由と希望順
これらの学校を選んだ理由ですが、
国立小学校は授業が私立に比べて安く、先生方は初等教育で各教科の研究をする専門家であり、研究として考え抜かれた授業を受けることが出来ること。
そして、机に座ってノートを写すことよりも、題材に関し、いかに自分で考え、それを周りにアウトプットし、友だちとディスカッションして学習を深めていくかに重きが置かれている授業なので、息子も興味を持って取り組めると思いました。
私立に関して洗足と宝仙は、中学校受験小学校とも言われ、中学校受験の実績はバツグン。
先輩ママから、都内の中学校受験は壮絶と聞いており、両親ともに共働きの我が家は、中学校受験のサポートが難しいであろうと考え、これらの学校の授業は最難関中学への入学を意識しているため、授業内容のレベルが高く、受験のサポートも学校でしてくれることは、とても魅力的でした。
特に授業レベルは重要で、ギフテッドの息子が「授業が面白くない、つまらない」となってしまわないように、という観点もありました。
我が家の勝手な私立小学校の希望順は、以下の通り。
実際に説明会に参加した際の印象を踏まえて、理由を説明します。
これらの学校には実際に通わせていた先輩社員の方々もいて、その方々からもことあるごとに話を聞いていたので、ちょっと細かい内容も含みます。
1.宝仙学園小学校
生徒が作成した掲示物の内容は非常に高難度で、小学校高学年で「オイラー数」をはじめとする自分たちが研究してみた各種新聞が普通に張り出してあり、実際に授業参観してみると、
各学年の先生の授業はとても練り込まれた、親から見ても上手いと思うものばかり。
ICTに関しては先生、生徒ともに単に授業で使いました、というレベルではなく、巧に使いこなし、かつ、上手いプレゼンテーションの仕方もきちんと系統立ててレクチャーされていました。
ちなみにですが、修学旅行などは行先を子供たちが調べてそこに行くにとどまらず、iPadを持参して、移動もすべて子どものみでスイスイとやっているそうです。
また、授業は先取り教育なので、早めに小学校6年のカリキュラムが終わり、受験対策の時間がじっくり取れます。中学校受験に力を入れていながら、子どもたちが、いい意味で子供っぽさを残しているところもいいと感じました。
ちなみに、この学校に通わせている先輩社員の方に話を聞いたところ、全国小学生統一テストのファイナリスト(全国50位以内)に名前が載っている生徒がごろごろいるそうです。
中野のサピックスは、宝仙生だらけとか。
親同士もそこまで着飾った感じではな
く、働いていてお迎えが出来ないときなど、友だちのお母さんが一緒に送ってくれるなど仲がよいと聞いていました。
2.洗足学園小学校
中学校受験の実績で言えば、宝仙よりも高く、私立小学校の中で圧倒的だと思います。
受験に関しては、卒業生からの情報提供が充実していました。
また、私が吹奏楽や管弦楽を学生時代にやっていて、音大を持っているため小学校からオーケストラがあり、音大生に教えてもらえる点も魅力的。そして宇宙が好きな息子には、天体観測が出来る設備を持っている点も、「行ってみたくない?」と誘いやすかったです。
ただ、家から距離があることと、生徒の眼鏡率の以上な高さや印象的な体格、しゃべり方等を相対的に見ると勉強最重視で過ごしてきたのかな、と私の目には映ってしまいました。
学校説明会では道案内をしている生徒に親が質問することが出来、自由に答えてくれるのですが、子どもたちが中学受験や勉強のみに目線が行き過ぎている感じた瞬間もあったので、受験実績は非常に魅力的だけれど、ここで自分の子どもが6年間育った時どんな人間になっているかを考えると少し迷いがありました。
洗足学園が中学校受験で有名になってきたのは、20年前ごろからだそうです。
そのころ通わせていた方に聞くと、ある年に進学実績が飛びぬけた年があったそうで、そこから始まったとおっしゃっていました。
3.淑徳小学校
上記、2校に近い特色のある中学校受験にも力を入れている学校ですが、我が家では受験の練習、可能ならば押さえにしたいと思って受験することに。
これら学校の受験での様子や内容、受験結果については、また次回に書いていきたいと思います。
このような考えで、受ける前に希望順を明確にしていたものの、それはあくまで私立の中、国立の中での話。実際に、私立の希望1位と国立の希望1位のどちらが優先か、というところは考えていませんでした。
実際に合格出来るのかを考えると、そこは受かってから迷うのでも遅くないかと思っていたのです。
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