いま、新5年生になろうとしているギフテッドの息子ですが、3年生の冬に日能研からスカラシップ認定(特待生)をいただきました。
それまでは、新3年からサピックスに通っていたのですが、恥ずかしながら、スカラシップ認定をいただくまで、日能研のスカラシップ制度やTMクラス(最上位クラス)について全く知らなかったので、情報をまとめておきたいと思います。
日能研ユースリーダーズ・スカラシップ
息子はバスケをやっていて、休日にバスケの試合がありました。電車に乗って他校との練習試合だったのですが、時間が中途半端だったこともあり、たまたま同日近くの日能研校舎で「学ぶチカラテスト」をやっていることを知り、ちょっとした力試しにと申し込んでみることに。
その数日後、日能研からお電話があり、スカラシップ生に認定されたとのお電話をいただきました。
スカラシップ生のメリット
新4年生でスカラシップ認定を受けた場合、新学年2月から翌年度1月までのほぼすべての費用が免除されます。
- 入会金
- 本科教室授業料
- 各期間講習費
- 各種テスト代
- 特別選択講座費
- 単科講座費
- 初回配布の教材費
- 副教材費
免除されない費用は、以下のみ。
- ノート購入
- 教材、テストファイル等の再購入
- 外部に支払いが生じる商品・講習・講座
我が家は、新4年生になった際に、各4教科のノートを授業用と宿題用と買ったので、一冊100円×8冊=計800円で、4年生の一年間を通うことができました。
スカラシップ生の基準
スカラシップ生の基準について、日能研では明確な水準を公開していません。
ご参考までに、新4年次で選ばれた際は、全国順位で10番台前半という結果でした。
ここで心配になるのが、途中で成績が落ちてもすべて無償のまま通い続けられるのか?ということです。認定を受けた際に確認してみると、途中の成績に関係なく、一年間無償とのこと。これには安心しました。
新5年での認定は、一年間で8回ある公開模試の成績が基準になります。
おそらくこの模試の成績で、偏差値70以上あたりがスカラシップ継続の基準だと思います。
TMクラス(最上位クラス)
スカラシップ生に認定され、日能研に通うことにした息子ですが、受験した校舎は家から遠く、一番近くの校舎を見てみると、なにやらTMクラスというものがありました。
出来ればTMクラスに通わせたいが、スカラシップ生だと自動的にTMクラスなのかわからずこちらも問い合わせると、スカラシップ生=TMクラスではなく、TMクラスを持っている各校舎で基準点があり、それを満たしていればTMクラスになるとのことでした。ただ点数的に、スカラシップに選ばれた点数であればTMクラスです(途中で成績が落ちれば、もちろんクラスダウン)。
TMクラスのメリット
4年生でTMクラスに通うメリットは、以下がありました。
授業時間が長い
TMクラス生は他のクラスの開始時刻よりも15分前から授業が開始します。
TMプリント
各教科、難しい問題ばかりが載っているTMプリントというものを授業中で解いたり、毎回の宿題でやっていました。
宿題に関して答えは渡されず、提出されたTMプリントを先生が一人ずつ採点。回答や記述内容もすべてチェックされます。
子どものきたない字で読みにくいものを、丁寧に一人一人の回答を見て、細かくコメントが記載されており、先生はどれだけの時間をこれにかけているんだろうか、と心配に。
特別授業
TMクラスの子どもは、月に一度、国語と算数の特別授業を受けることができます。
これはいつも通っている校舎での授業。
Zoomをつかった算数の授業
こちらはその学年のTM生が一斉にZoomに集まり、毎週、(本科とは違う)算数の授業を受けることができます。これは、TMクラスで発展的な算数の授業時間を確保するためだそうです。
4年生は、70分。5年生は、105分が本科の算数授業とは別に追加されます。
難関チャレンジテスト、特別講習
TM資格やそれに準ずると各校舎でみとめられる生徒は、難関チャレンジテストの受験資格や、学年切り替え時、春期、夏期、冬期講習時、その他のタイミングで実施される特別講習に参加することができます。
早稲田アカデミー等も特待生の認定制度等があり、認定されると塾代の費用負担軽減のメリットがを受けることが出来ますが、ここまで低コストに通うことが出来るのは非常にありがたいです。
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