ギフテッド児の4-5歳の様子ーお受験をする理由ー
高IQでギフテッドの息子、年中ごろまでは聞き分けもよく育てやすい子どもでしたが、このころからギフテッド児の困りごとが増えてきて、息子の特性に悩まされました。
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特に多かった困りごとは対人関係で、主に以下に起因しており、このまま保育園のみんなと同じ小学校に上がったら、必ず登校拒否になるだろうと…
ギフテッド児の4-5歳の様子ーお受験をする理由ー
少しでも息子が過ごしやすく、自分のやりたいことをのびのびと出来る、そしてそれを認めてくれる仲間と一緒になれそうな環境へ入れたいとの考えで、小学校受験を決意しました。
周囲のルール違反が許せない
保育園のよくある光景で、お昼寝前に布団が部屋にひいてあり、そこを子ども質がはしゃぎながら、布団の上を走り回る。
そんなとき、息子はなぜクラスの子どもたちが、人の布団の上を勝手に踏むのか、どうしてそれが許されるのか、なぜ注意しても聞いてもらえないのか、がわからない。そしてそのことに怒ってしまう。一方、先生からするとこの年の子どもにそんなことを注意しても聞いてもらえるわけがない、注意はするが繰り返し言っても収まるものではないことは大前提。
こんな場合、毎回怒っている息子を対処することが先生の手を煩わせていたようです。
保育園は社会に出るためのルールを教えるところですが、その一つ一つは些細なルール、暗黙知の積み重ね。息子はそれを絶対に守ってほしいけれど、保育園の中でみんながそれを守るのは非常に難しい。もっと大きくなれば、仮に高校生ぐらいであれば、息子はそんなことでは悩まなく、衝突も減るだろうに、と感じていました。
家族以外からの体の接触を嫌う、プライバシーゾーンの境界線が狭い
10歳になった今もですが、家族以外と体が触れること、たとえば、ふとした瞬間に後ろからポンと肩をたたかれる、並んでいて、後ろの人と接触する、などを極端に嫌います。
思いがけずポンとされたり掴まれた場合、叩かれた、と認識してしまうこともたびたび。みんなで一列に並んで待つ、というおなじみのことも後ろの子がフラフラと遊んでいて、体が当たってしまった場合には激怒。
自分と他者との区別は体以外にも物に対しても強烈で、自分の机やカバン、道具、自転車など自分の物や、さらには家族の物に、他の子どもが勝手に触ってしまうのは許せないようでした。
あだ名で呼ばれることへの拒否反応
子どもってあだ名をつけて、みんなで大爆笑してたりしますよね。息子はこれが本当に大嫌いで、何が可笑しいのか理解不能とのこと。
そのため、あだ名で呼ばないで、といっているのに、面白いあだ名に変えて遊ばれたときには、手が出てしまうことも。
向こうは手を出していないのに、こちらは手を出していることで問題になることも増えてきましたが、息子に言わせると、やめてと何度も言ってもきいてもらえず、どうすればよいか分からなくなり手が出てしまうとのことで、気持ちは分かるけれど、手を出した君がよくない、という話を何度もしました。
小さな子どもからしたら、よくある光景に大激怒する息子は、このころから怒りの沸点が低い、と言われるようになってしまいました。
集団行動から離脱しようとする
保育園ではお遊戯会や演奏会など、保護者の前で披露する会がありましたが、息子はその練習からよく逃げ出しました。
先生曰く、練習はせず逃げ出すけれど、やらせると流れもセリフも耳から聞いていただけですべて覚えており問題なくできます、と言われ、本番は一度も逃げ出すことなく、みんなと同じようにいつも参加はしていた息子。
どうして出来ることを何度も何度も同じことをみんなと練習しなくてはいけないのか、出来るのだから自分で好きに遊んでいてもいいではないか、という考え。みんなと足並みを揃えて行動するの難しさが出始めていたのだと思います。
先生から疎ましがられるようなことを言ってしまう
食育イベントの事前インプットで、こんなこともありました。
先生「明日は食べものにどんな力があるかやるよー、みどりの仲間とかわかるかな?」
息子「知ってるよ!ビタミンCとかE、A、Bとかいろいろ種類があるよね。あと、タンパク質とかも」
先生・息子だけに向かって、「じゃあ、ビタミンの種類は何があって、それぞれどんな役割があるのか全部言えるの?それが分からなければ、ちゃんと明日勉強しなきゃだめだね。」
こんなやり取りをした、と先生から面談の際に聞かされました。ちなみに、息子からは、食育イベントでビタミンの名前もその作用も全く話は出てこなかったのに、先生がそんなことを言ったのはおかしい、と主張されました。
こういったやり取りはたびたび行われ、息子がどうやって知識を吸収していっているのか、家ではどんな会話をするとそのように育つのか、と知識面で褒められる一面、息子の知識や理論、理屈に対し、先生は声掛けで伸ばすというより、”やり込めました!”と嬉しそうに言い、息子に負けまいとする対抗心が見え隠れ。
息子が知識をひけらかしてしまうこともあり、それを先生が知らない場合は、あからさまに嫌な顔をされていたそうです。
元々、保育園が大好きで、行きたくないなんて全く言わなかった息子ですが、年中から年長にかけて、保育園で嫌なことがあった、お友だちから、先生からこんなことを言われた、楽しくない、と言うことが増えました。
ほとんどのお友達が同じ小学校に行くこと、学区もいい地域とは言えなかったのでこれから環境も変わらないだろうこと、ほとんどの悩みは年齢が上がれば解決しそうだけれど小学校ではまだまだ難しそうなことから、小学校受験をしたほうが息子は学校を楽しむことが出来るのではないか、と思い、お受験に挑む決心をしました。
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